オフセット印刷で使用されるインキは、主に3種類の成分から組成されています。
顔料
- 色のもとになるもの。
- 無機顔料・有機顔料などがあります。
ビヒクル
- 顔料に流動性を与えて分散させ、被印刷物に顔料を含むインキを乾燥・固化させる役割があります。
- アマニ油や大豆油などのワニスと樹脂を溶解したもの。
助剤
- インキの粘度や乾燥性などを調整するために用いられます。
- 用途によってコンパウンドやレジューサなどがあります。
近年は環境問題を配慮して、ほとんどのインキに植物油が含有されています。
大豆油が一般的ですが、世界的な食糧事情やバイオ燃料への転用などから、大豆油に限らない植物油へと移行されてきています。