土曜日の朝、なにやら慌ただしく家族が外を行ったり来たり・・・
何事かと思ったら、子牛が生まれていました。
予定日は2,3日後だったようですが、朝牛小屋に行ってみると生まれていたそうです。
我が家は、和牛繁殖を行っている牛農家です。
逆子になって足が出ている時は、子牛にロープをつけて人間が引っ張ったりもします。
今回は知らない間に産まれて、もう自分の足で立っていました。
産まれたからといって、安心はできません。
お母さんのお乳を飲むことができるか、なにか奇形がないか、
確認できるまで安心できないそうです。
お母さんのお乳を飲めない場合は、
冷凍保存しておいた初乳(乳牛から絞ったもの)を溶かして
牛用の哺乳瓶で人間が飲ませます。
そのお乳を母牛の乳房に塗って、においで母牛のおっぱいを飲むように促します。
今回は、ちゃんと母牛のお乳を飲むことができました。
メスの子牛・・・10~11カ月間育てたら、市場に出して売られ、
別の牛農家さんの下で肉用牛になるために育てられます。
愛情も芽生えますが、仕方ないですね。
総務のAでした。