少し前から気になっていた言葉に「1ミリも似ていない」「1ミリも関心できない」など1ミリも何々ないという昔はなかった否定の言葉です。
私は最初それこそ「1ミリも共感できません」でした。
なんで目に見えず測れない事柄にミリメートルを使うのか?逆にキロメートル、キログラムを使う事もあるのか?と違和感しかなかったのですが、よくよく考えるとミリはミリメートルもあればミリグラム、ミリリットルもあります。1000とか1000分の1という意味ですね。
数値化できない「少しも」を「ミリ」に置き換えた表現は、否定形の最上級の表現にも思えて、秀一な表現ではないのかと考え直させられました。
流行語は、使ってみたくなるものもあれば、日本語の表現としてはおかしいのではと思うものもあります。より心に響き、共感できる言葉は、これからも残っていくのではないでしょうか。
これからも違和感ある日本語が生まれてくるかと思いますが、世相をよく表している言葉かも知れませんので、柔軟な気持ちで受け入れたいものです。
ストロングましーんでした。