「MUDアドバイザー」に認定されました!

こんにちは、盛岡営業所のMです。
先日、NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会(略称:MUD協会)のメディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受検し、無事合格いたしました。

▼メディア・ユニバーサルデザイン教育検定について
https://www.media-ud.org/assay/

今回認定された「MUDアドバイザー」は旧MUD教育検定の3級にあたります。
2021年からはWeb受講も可能になり、いつでもどこからでも検定を受けられるようになりました。
さらに今年からは2年ごとの更新制度が導入されています。

MUD検定受験(Web)の流れ

受検までの大まかな流れは
①MUDアカウントの作成
②申込・入金
③テキストと一緒に講義動画視聴
④検定試験

となります。受検可能期間は入金から3ヶ月以内です。
Web受講の場合はアカウントの作成が必要で、申込~検定試験までマイページ内で行われます。
申込後数日で講義テキストが届きますので、私は最初の一ヶ月間はテキストを読み、その後タイミングをみて動画視聴と受検をしました。

●講義動画
動画は項目ごとに4~15分くらいで細かく分けられており、スキマ時間で見ることができます(これを知らず、てっきりまとまった時間見続けるものだと思っていて……もっと早く動画視聴してても良かったかもと思っています)
9:00~17:00までの時間のほとんどを動画視聴に充て、すべて見終わるのに1日半かかりました。
一旦止めてメモをとったりもしたのでその分かかったかなと思います。講義動画~受検まで一気に行う方は余裕を持って2日間確保しておいたほうがいいかもしれません。

●検定試験
選択形式の問題です。テキストを見ながら受けられますので、講義動画とあわせて内容をしっかり理解していれば問題ないと思います。講義動画のみ、またはテキストのみの知識で挑むと苦戦します。
私は受検前の1ヶ月間テキストを読み込んでいたので(笑)比較的スムーズに解き進めることができ、見直しする時間もありました。

●結果
受験終了後20分くらいで結果メールが届きました。
合格すると認定証やロゴマークのダウンロードができるようになります。

MUD(メディア・ユニバーサルデザイン)とは

「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことがある方は多いのではと思います。
似たイメージで「バリアフリー」というものを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも現代社会のいたるところで目にすることができます。

ざっくり言うと、バリアフリーは点字ブロックや手すりの設置といった“生活に不自由を感じている方専用のもの”であるのに対し、例えば前に立つだけで扉が開く自動ドアや人を感知して点灯するライトのように“障がいの有無・年齢・国籍に関係なく、より多くの人が使いやすいデザインにしよう!”というのがユニバーサルデザインです。

その「より多くの人が使いやすいデザインに」という考え方を、印刷物などの視覚メディアに発展させたものがメディア・ユニバーサルデザインになります。
使う色や文字の大きさ、表現の仕方などを工夫することで、より多くの人が情報を正しく受け取れるようにする配慮手法です。
健常者だけでなく、男性に多いとされている色覚障がい者や加齢によりモノの見え方が変化する高齢者でも見やすい・わかりやすい印刷物を制作するのにとても大事な知識といえます。

今回メディア・ユニバーサルデザインを学んでみて、自分が今まで携わってきたものが本当に伝わるデザインだったかを反省するとともに、編集をしながら「ちょっとこの色同士を隣にするのは避けようかな」「こっちのフォントを使ったほうが親切だな」と考えるようになりました。
情報がきちんと伝わる印刷物をご提供できるよう、これからも知識と技術の向上に努めてまいります。

メディア・ユニバーサルデザインアドバイザー認定証